2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

入れ物としての古典 太宰治『お伽草紙』

お伽草紙 (新潮文庫) 作者:治, 太宰 メディア: 文庫 恥ずかしいという感情が太宰治の基調を成している。生きること、存在することそのものが恥ずかしい。その恥ずかしさをキャラ化したような『人間失格』などの作品が書かれる一方で、『お伽草紙』をはじめと…