2020-08-30から1日間の記事一覧

ライブ感と象徴性 石川淳『焼跡のイエス・処女懐胎』

焼跡のイエス/処女懐胎 (新潮文庫 い 3-1) 作者:石川 淳 メディア: 文庫 アンソロジーの楽しみの一つは、未読の作家と出会うことだ。澁澤龍彦編『暗黒のメルヘン』で初めて石川淳の短篇「山桜」を読んだ。それがきっかけで新潮文庫の短編集を読んでみたが、…